ユニークな設計や内装のレストラン、カフェなどは、ウィーンの伝統となっています。この分野のクラシックとされるのがロース・バー(Loos Bar)です。
100年前に建てられた小さなアメリカン・バーは、現代建築のパイオニアとして知られるウィーンの建築家アドルフ・ロースが設計したもので、時代を超越して永遠に新鮮な空間が生み出されています。
ナッシュマルクトにある有名なカフェ・ドレクスラーはイギリスのスターデザイナー、サー・テレンス・コンランによって改装されました。生まれ変わったドレクスラーもウィーンの伝統カフェのひとつです。
ミュージアム・クオーターのウィーン建築センターにあるカフェ・レストラン「コルバチ」(Café-Restaurant Corbaci、旧ミロ)は、その位置からしても、ハイレベルの建築が不可欠の条件です。 フランスの建築家アン・ラカトンとジャン・フィリップ・ヴァッサルは、控え目な建材の知的な投入を基本哲学としています。このコンセプトは「ミロ」にも厳密に体現されています。トルコ出身の芸術家アシエ・コルバイ・カファリエのモザイク天井は、全体を支配するミニマリズムに快いアクセントを添えています。
オーストリア応用美術館(MAK)も、ハイレベルのデザインを重要テーマとしています。このため、館内にあるレストランの改装にも、最高レベルが要求されました。
スターコック、ヘルムート・エステライヒャーが腕をふるうレストラン「エステライヒャー・イン・MAK」(Österreicher im MAK)は、ウィーンの建築家コンビ、アイヒンガー・オーダー・クネヒトルによってデザインされたものです。
古典的なウィーンのレストランを出発点に、アイヒンガー・オーダー・クネヒトルはユニークな建材や斬新なコンセプトを駆使し、ウィーン伝統のレストラン・スタイルに、独自のバリエーションを生み出しました。
ワイン専門店とバーのコンビネーションである「ウンガー・ウント・クライン」(Unger und Klein)も、アイヒンガー・オーダー・クネヒトルによる独創的なコンセプトが見られる典型例のひとつです。
波打つような長いワイン棚が店内に独特の雰囲気を生み出すとともに、そこがワインの世界であることを明確に示しています。 同時に、様々なワインの位置など、店内におけるオリエンテーションをも助けています。こうして、美学と味覚という2つの要素が、見事なハーモニーを生み出しているのです。
Kärntner Straße 10
1010 Wien
www.loosbar.at
Linke Wienzeile 22
1060 Wien
www.cafedrechsler.at
MuseumsQuartier, Museumsplatz 1
1070 Wien
www.azw.at
Gölsdorfgasse 2
1010 Wien
www.ungerundklein.at