ハイドンハウス
当時のハイドンの住まいは、上階を含むものだったと考えられます。下の階には、使用人や、楽譜のコピーを担当した秘書のヨハン・エルスラーが住んだものでしょう。 因みにエルスラーは、名高いバレリーナ、ファニー・エルスラーの父親に当たります。
ハイドンイヤー2009を記念してハイドンハウスは抜本的に改修され、2009年1月29日にリニューアルオープンしました。
ハイドンの200回目の命日2009年5月31日、改装を終えたハイドンハウスで2日間にわたる記念式典が行われ、当時の様子を再現する庭園が一般公開されました。いまでは市街地区における緑のオアシスとして市民や訪問者に親しまれています。
作曲家ヨハンネス・ブラームス(1833~1897)は、ハイドンの熱烈な崇拝者で、偉大な先人の名声を後世に伝えるため尽力しました。
こうした背景から、ハイドンハウスには、ブラームス記念室が設けられています。展示品のハイライトは、ブラームス愛用のクラビコードで、それ以前にはハイドンの所蔵品であったということです。
当時ウィーンを占領したナポレオンもハイドンの崇拝者でした。1809年5月、ナポレオンはハイドンの家の前に、警護のための歩哨兵を配置しました。
この記念館は、ハイドン・ファン必見の名所です!