オペラ座舞踏会で踊る人々
© WienTourismus/Peter Rigaud/Couture Vivienne Westwood Vienna

舞踏会シーズン

11月11日、舞踏会やダンス愛好家にとって新たなシーズンが開幕。この日、旧市街の路上ではワルツが踊られます。カーニバル(ファッシング)期間の開始とともに本格的舞踏会シーズンが始まり、1月と2月に最高潮を迎えます。ウィンナーワルツの4分の3拍子だけでなく、モダンな音楽、ディスコ音楽も登場します。

ウィーンの舞踏会開催は延べ2000時間、心ゆくまでダンスをお楽しみいただけます。

舞踏会シーズンの開幕を告げるのはウィーン煙突掃除士舞踏会です。驚くにはあたりません。菓子製造組合のボンボン舞踏会から重量挙げ舞踏会まで、ウィーンではほとんど全ての職業グループに独自の舞踏会があるのです。

ホーフブルク王宮では特に多くの舞踏会が開催されます。こうした伝統的舞踏会は、華やかなセレモニーとしての式次第に則って進行します。女性はイブニングドレス、男性はタキシードか燕尾服着用が定められています。オープニングには、白いドレスの女性と正装の男性による若いカップルのグループがポロネーズを踊ります。この後、主催者による「アレス・ワルツァー」の言葉で、全ての人々が踊り始めます。合間には様々なショーや余興があります。特に人気が高いのはヨハン・シュトラウス「こうもり」カドリーユです。これは指導者の指示により一般客が踊りますが、結局大混乱となり会場が笑いに包まれます。

さあ踊りましょう!

大晦日にはホーフブルク王宮のシルヴェスター舞踏会で、踊りながら新年を迎えましょう。狩猟協会舞踏会では、カラフルな民俗衣装の人々がホーフブルク王宮に集います。とりわけ洗練された雰囲気で定評があるのはカフェハウスオーナー舞踏会です。既に伝説的な存在となっているのはオペラ座舞踏会で、観客席に座るだけではなく、音楽界のスターたちとともに「インサイダー」の気分を味わえます。文化人や芸術家から共和国大統領まで多くの貴賓が登場し、テレビでも中継されます。

ウィーン・フィル舞踏会は楽友協会で開催されます。世界に名高いオーケストラのメンバーが演奏するのはオープニングのみ。この日は彼らも踊りたいのです。ウィーンで最も甘い舞踏会はコンツェルトハウスで開催されるボンボン舞踏会。リラックスした陽気な雰囲気が特徴です。かつてシュトラウス兄弟が大成功を収めたクアサロンでのヨハン・シュトラウス舞踏会では流麗なワルツが流れます。花の舞踏会では市庁舎が花の海に変貌します。

一夜が明けると・・・

舞踏会の終わりにも伝統があります。会場の照明が暗くなり、ゆっくりしたテンポのワルツが演奏されます。魅惑的な一夜を過ごした人々は、スナックスタンドのソーセージやカフェハウスのグーラッシュで翌朝を迎えるのです。

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