ゲラルト・ヴィルト氏とウィーン少年合唱団腕人形トニー
© Wiener Sängerknaben - Lukas Beck

「オンラインコンサートもオプションの一つ」

2001年よりウィーン少年合唱団の芸術監督を務めているゲラルト・ヴィルト氏は、現在の状況に際し、授業で腕人形のトニー君を使って、楽しい雰囲気を作り、歌唱レッスンをオンラインで発信しています。

今回は、少年合唱団員とファンの皆さまの歌唱意欲を上げるヴィルト氏のユニークな方法や、学校再開の計画について伺ってみました。

ヴィルトさん、現在の最大の挑戦は何ですか?

まずは、落ち着くことです。この点はとてもうまくいっていると言えます。遠隔教育は大変ですが、実施から多くを学び、日々成長しています。少なくともそう願いたいです。そして、私たちの最大の難題は、財政面です。現在は収入がなく、私たちのような公益団体にとってはとても厳しい状況です。

現在の遠隔授業で普段の学校生活と比べ、何が一番欠けていると思われますか?もしかして、わんぱく坊主の存在とか?

私たちは、合唱団のわんぱく坊主たちが大好きです。ネットを通じた遠隔教育でも、それはいつもと変わりません。欠けているものというと、学校のエネルギーの源ともいうべき、直接の個人的なコンタクトです。みんなで一緒にご飯を食べたり、笑ったりする陽気なサウンド。リハーサルやコンサートでの観客との交流。これが私たち全員が恋しく思っていることです。

ウィーン少年合唱団の芸術監督ゲラルト・ヴィルト氏と腕人形のトニー君がセレナーデを合唱します。

数週間前に、ウィーン少年合唱団のユーチューブ公式チャンネルで、腕人形を使って、歌うことを活気づけるという新しいスタイルを披露されました。それについて、少しお聞かせください。

その人形は、トニーという名前なんです。とても好評で、今では小さなファンクラブまであります。それぞれの動画に、楽譜や歌曲についての情報を載せており、まもなく英語も載せる予定です。他の国や文化の歌も計画しています。トニー君は日本語やヒンディー語でも歌えるんですよ、楽しみにしていてください!この動画は、合唱団員だけでなく、歌を楽しむ全ての子供と大人を対象としています。

ウィーン少年合唱団は、どのようにしてコンサートが日常ではなくなってしまったファンにアプローチしようとお考えですか?

トニー君の動画について触れていただきましたが、これはもちろんファンのためにも考えて作成しました。オンライン・コンサートは当然、私たちが考える長期的な選択肢の一つです。

合唱団員は、通常の学校生活を楽しみにしていますか?みんながまた学校に集えるようになったら、最初に何から始めたいとお考えですか?

楽しみにしていると思いますよ。まずは、音楽をたくさん盛り込んだお祝いから始めます。生徒、教員、スタッフの全員でお祝いしたいです。合唱団の校舎で歌うと、建物まで歌声に合わせてスウィングするようなんです。

このような時期に心を励ますために、プライベートではどんな歌を歌われますか?

今聞いているのは、ヨハン・セバスチャン・バッハの「怖るな 小さき群れ」です。この曲は、カンタータに由来し、最後に慰めの言葉「その悩みは久しからじ」で終わります。歌う時はもちろんいつもトニー君と一緒で、歌は勇気づけてくれる曲を選んでいます。例えば、チロル民謡の「歌こそ歓び」です。次回はヨガの歌を予定しており、個人的にも楽しみにしています。

ウィーン少年合唱団 (Wiener Sängerknaben)

Am Augartenspitz 1, 1020 Wien
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