根付
© Jüdisches Museum Wien

エフルッシ家の軌跡

エフルッシ家はヨーロッパで最も影響力のある一族に数えられます。銀行家であったエフルッシ一族は、当時から今日に至るまで社会的注目を集めています。急速に発展しつつある19世紀のウィーンを、ロシアから移住した一族は新たな拠点としました。黒海沿岸のオデッサから移住した一族は、帝都ウィーンでも銀行業を更に発展させました。

ウニヴェルジテートリング14番地のエフルッシ宮殿は、一族の成功と財力を今も雄弁に物語っています。産業革命後の経済発展期を代表する宮殿を設計・建設したのは歴史主義建築の巨匠テオフィール・ハンセンで、ネオルネサンス様式となっています。リング通りに沿って建てられた歴史的建築は公的な宮殿であると同時に集合住宅でもありました。豪華な広間の上の階には賃貸住宅があったのです。

ナチス・ドイツによるオーストリア併合とともに悲劇が始まりました。財産を没収され無一文となったエフルッシ家の人々は、突然放浪の身の上となりました。オーストリアからフランスへ、イギリス、スペイン、アメリカ、メキシコへ、更には日本へと、彼らの逃亡の旅は続いたのです。こうしてエフルッシ家の人たちは、世界中の多くの国々へと分散していきました。

兎の眼の秘密

自らもエフルッシ家の末裔であるエドマンド・ドゥ・ヴァールは、2011年に「琥珀の眼の兎」を発表しました。ベストセラーとなった本書は銀行家一族の興隆と没落を跡づけ、著者自らのルーツを辿る旅でもあります。

ウィーン・ユダヤ博物館では、ドゥ・ヴァールから提供されたエフルッシ家の遺品や資料によって、展示品を収集した人々のパーソナルヒストリーを辿ります。展示の最も重要な部分はエフルッシ家の文書資料で、これは2018年ドゥ・ヴァールからユダヤ博物館に寄贈されました。もちろん157点の貴重な根付(博物館への貸出品として展示もご覧いただけます。

Die Ephrussis. Eine Zeitreise.
エフルッシ家 - 歴史の旅路

2019年11月6日〜2020年3月8日

ユダヤ博物館ウィーン (Jüdisches Museum Wien) エスケレス宮殿

Dorotheergasse 11, 1010 Wien
  • 料金

    • チケットはユーデン広場博物館およびドロテアガッセのユダヤ博物館に有効
    • ウィーンカード 優待
  • 営業時間

    • 月, 10:00 - 18:00
    • 火, 10:00 - 18:00
    • 水, 10:00 - 18:00
    • 木, 10:00 - 18:00
    • 金, 10:00 - 18:00
    • 日, 10:00 - 18:00
  • バリアフリー

    • メインエントランス
      • 段差なし (引き戸式自動ドア   162  cm  広い )
    • エレベーターあり
      • 110 cm 広い と 140 cm 深い , ドア 80 cm 広い
    • その他
      • バリアフリーの入口付き障害者用トイレあり
    • 障害者向け特別サービス

      Guided tours for visitors with special needs on request.
      Discounted admission for people with disabilities 10 Euro (1 companion free) and people with social pass/mobility pass (photographic ID required).

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