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ウィーンって響き、いいよね

音楽鑑賞ならお任せください!この音楽の都の観光は、目で楽しむだけでなく、耳で楽しむにもバラエティに富んでいます。クラシック音楽の名声はもちろんのこと、ここ数十年は、ワールドワイドなアルバムチャートにも数々の作品が登場しています。ヨハン・シュトラウス2世が1867年にドナウワルツ「美しく青きドナウ」でウィーンを不朽の名作にして以来、この街は地元の人々のみならず、多くの国際的なスターも魅了し続けています。中でも、毎年行われるウィーン・フィルハーモニー管弦楽団のニューイヤー・コンサートは、もう世界の定番として、年始の風物詩になっています。

ウィーンらしい響き

ウィーンというと、ゲオルク・ダンツァー、ヘルムート・クヴァルティンガーやファルコのイメージがあります。皆さんは、シリア生まれでドゥルーズ派の姫と称された美女で、魔性の女としてその名を馳せたアスマハンという歌手をご存知ですか? 1940年代に「Layali El Ouns fi Vienna(ラヤリ・エル・オウンス・フィ・ヴィエナ)」という甘いオリエンタルなメロディーで、ウィーンへの愛を歌い上げました。アスマハンはこの歌で、11分以上にわたり、ウィーンを若さと美しさの街と賛美しています。
ビートルズの二人もウィーンを歌っています。あ、失礼、こちらは擬似的です。というのは「グッドナイト・ヴィエナ Goodnight Viennaという曲はウィーンを歌った内容ではないからです。当時Goodnight Viennaという英語は、俗に「調子に乗りすぎてしまった夜」という意味の慣用句だったのです。ですが、歴史的に見ても、パーティーが大好きな街・ウィーンを考えると、ピッタリな表現ですよね!ラインハルト・フェントリヒが「ウィーンの夜を体験したことはある?」と歌っているのも納得です。1990年代には、チルアウトルームで絶大な人気を誇るDJユニットクルーダー&ドルフマイスターが登場し、ウィーンのクラブシーンが世界的に知られるようになりました。

ウィーン・ソングをもっと知りたい? こちらにSpotify-Playlist「Sounds like Vienna」をご用意しました。リスト2番「Vienna 」ではビリー・ジョエルが「Vienna waits for you ...」と歌っています。

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