ウィーン・プライドとレインボーパレード
毎年6月にウィーンで開催されているウィーン・プライドは、伝説となっています。6月1日~18日には再び、LGBTコミュニティーに焦点が当てられます。そして今回初めて、ウィーン・プライドのために、市の公式庁舎であるウィーン市庁舎が開かれます。オーストリア最大のデモであるレインボーパレードでは、約20万人が参加します。そして、これは世界で最も美しい大通りであるウィーンのリング通りにつながります。
6月15日には市庁舎のアルカーデンホーフでプライドのレセプションが、16日には会議が開催されます。レインボーパレード当日には、市庁舎前広場にコミュニティービレッジが作られ、パレードの後にはプライドの式典が開催されます。今年のプライドのモットーは「Together We Rise」です。
プライドのイベント
例年通り、ウィーンのプライド周辺では数多くのイベントが開催されます。市内や、レオポルド美術館やウィーン技術博物館などの博物館を巡るガイド付きツアー、Pride Run Vienna(6月3日)、シェーンブルナー・バートでのVienna Pride Pool Day(6月4日)、 Vienna City Beach ClubでのVienna Pride Beach Day(6月8日)です。6月12日には、25hoursホテルのPride DJ Cocktailにて、13日と16日にはMeliá ViennaのPride Sun Downer Cocktailで祝賀会が開催されます。さらにコミュニティーに関する情報イベント、講演会、ワークショップが数多く開催されます。
さらに、ウィーン市交通局も2023年には素敵なサインを取り付けます。ウィーンの路面電車は、今回初めて、虹色の旗ではなく、プライド・プログレスの色の旗を掲げて市内を走ります。いわゆるProgress Pride Flagは、特に有色人種のクィアの人々や、トランスジェンダーの人々を示す追加の色で、レインボーフラッグを補完します。
ニューヨークへの旅は、アンドレアス・ブルナーにある考えを与えました。1994年は「ストーンウォールの反乱」の25周年記念でした。彼らとともに、1969年からLGBTの平等を求める戦いが始まりました。これはビッグアップルで盛大に祝われました。QWIENの共同代表であったブルナー氏は当時、その場所にいたのですが、彼は非常に感激し、「ウィーンにもこのようなものが必要だ」とすぐに考えました。1996年、ついにその時が来ました。初のレインボーパレードがリング通りで開催されました。ビデオインタビューでは、ブルナーは当時のウィーンでの初開催を思い出し、述べています。