ウィーンの街中には、初期の名画から 現代美術 までを扱う、数えきれないほど多くのギャラリーが存在します。しかしその中でも特に、紛れもないギャラリー地区と言える区画があります。ウィーンの シュライフミュールガッセ（Schleifmühlgasse には、芸術を愛する人たちのために、豊富な現代作品が展示されています。蚤の市で目利きの美術愛好家がお宝を見つけることができる ナッシュマルクト のすぐ近く、ここフライハウス地区には カーグル（Kargl） や セン（Senn） のようなギャラリーがあります。リヒャルト・アルツシュヴァーガー（カールグル）、コジマ・フォン・ボーニン、マルコ・ルリッチ、バルバラ・ムンゲナスト（セン）といったオーストリア国内外のアーティストと契約をしています。

また １区 でも多くのギャラリーが現代アートを展示しています。ギャラリー シュタイネック（Steinek） は、グールドン・カンプル、クレメンス・ヴォルフ、マティアス・ヘルマンと契約を結んでいます。ギャラリー ユリシーズ（Ulysses） は彫刻家ブルーノ・ジロンコーニなど巨匠の作品を抱え、ヘルマン・ニッチのアクショニズム作品、アルヌルフ・ライナーのオーバーペインティング作品を販売しています。ヘルベルト・ブランドル、ブルーノ・ジロンコーニ、アルヌルフ・ライナーからフランツ・ヴェストまで、オーストリアの芸術家の作品はギャラリー エリザベート＆クラウス・トーマン（Elisabeth & Klaus Thoman） にも展示されています。ヴェストやライナー（およびヨーゼフ・ボイス、ギュンター・ブルスなど多数）も コンツエット・ギャラリー（Konzett Gallery) で鑑賞することができます。ギャラリー スッパン・ファインアーツ では、アルヌルフ・ライナー、フランツ・ヴェストなどをはじめとして、多くのアーティストを紹介しています。

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1900年頃のユーゲントシュティール美術工芸品をお求めの方々は、ウィーン旧市街の美術商「ベレタージ（Bel Etage）」へお出かけください。ヨーゼフ・ホフマンのシルバー・セット、ミヒャエル・ポヴォルニーの磁器のプット、虹のように輝くレーツの花瓶、ウィーン工房の芸術家たちによる居間や書斎の完全なインテリアなど、名作の数々が新たな所有者の登場を待っています。19・20世紀のオーストリア絵画の有名作品（クリムトやシーレ）はギャラリー・マルティン・スッパン(Galerie Martin Suppan)でご覧ください。19世紀と20世紀のオーストリア美術とルネッサンスから現代に至るまでのガラス工芸は、ギャラリー コヴァチェック（Kovacek） で鑑賞することができます。1900年から現代までのオーストリア絵画は、ギャラリー カイブリンガー（Kaiblinger） でご覧いただけます。

18〜19世紀の家具、アンチーク時計、絵画、美術工芸品などは、シュピーゲルガッセの美術商シュテファン・アンドレーヴィッチが専門としています。このウィーンのギャラリーは絵画の分野においては、主にビーダーマイヤー様式の細密画、古典主義時代の風景画、古典絵画の巨匠の作品を扱っています。バロック時代からビーダーマイヤーに至るまでの磁器製花瓶、燭台、ゴールドサンドイッチグラスが彩を添えます。

ウィーンの一味違うギャラリー、通称 チャラリー（Charity Gallery） では慈善事業のために美術品を販売しています。開催場所は常に移動します。最新の住所と情報は、次のサイトでご覧いただけます。 www.challery.net

ウィーンのギャラリーについてもっと詳しく：オーストリア近代美術館協会