ウィーン・フィルのサマーナイト・コンサート
サマーナイト・コンサートでは、シェーンブルン宮殿を囲む広い庭園を舞台に、ウィーン・フィルが世界最高レベルの演奏を披露します。このイベントは2004年以来、既にウィーンの伝統となっています。この野外クラシックコンサートは、ウィーン・フィルによる注目の年間行事のひとつです。同楽団が毎年元日に音楽を通じて新年の挨拶を世界に届ける、あのニューイヤーコンサートと肩を並べるイベントです。
ヨーロッパの音楽をネルソンスとカプソンの共演で
夏の夜のコンサート2022でタクトを振るのはラトビア出身の指揮者アンドリス・ネルソンス、ソリストとして登場するのはゴーティエ・カプソンです。21世紀のチェロの伝道師として知られる一流奏者です。
今年のプログラムはヨーロッパに受け継がれてきた音楽で構成され、ウクライナに焦点が当てられます。同国の作曲家ミコラ・リセンコのワルツ「別れ」などをウィーン・フィルが演奏します。また、ラトビア出身の64歳の作曲家アルトゥルス・マスカツによるタンゴも奏でられ、ネルソンスの母国の調べが響き渡ります。
曲目
- ベートーヴェン :「レオノーレ」序曲 第3番 作品72
- ミコラ・リセンコ:ワルツ「別れ」ハ短調(バジェノフ編)
- アルトゥルス・マスカツ:交響楽団のためのタンゴ
- サン=サーンス:チェロ協奏曲 第1番 イ短調 作品33
- ロッシーニ:「泥棒かささぎ」序曲
- エネスコ:ルーマニア狂詩曲 第1番 イ長調 作品11-1
- スメタナ:「売られた花嫁」序曲
- ドヴォルザーク:スラヴ舞曲 ホ短調 作品72-2
夢のようなひととき
オーケストラのステージと鑑賞エリアがあるのはバロック様式の庭園のちょうど真ん中、シェーンブルン宮殿とグロリエッテに挟まれた、まさに異空間です。幻想的な雰囲気とクラシック音楽のマジックで、会場に訪れた人々(パンデミック期以外は何万人もの人)にとっても、またテレビの前の何百万人もの視聴者にとっても、この夏の夜のコンサートは忘れられないものとなることでしょう。
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 サマーナイトコンサート・シェーンブルン、レナード・バーンスタイン、ウェストサイドストーリー、サムウェア
ウィーン・フィルの「シェーンブルン 夏の夜のコンサート2022」
2022年6月16日(木) 20時45分
入場無料(チケット不要)
シェーンブルン宮殿庭園から世界に向けてテレビ中継
- ORF 2:21時20分よりディレイ放送
- 3sat:21時45分より
- オーストリア国外でご視聴の場合は、お住まいの地域の番組情報ご確認ください。
シェーンブルン宮殿庭園 入口Hietzinger Tor(ヒーツィング門)
Maxingstraße1130 Vienna
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営業時間
- 毎日, 06:30 - 17:30
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バリアフリー
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その他
- 盲導犬同伴可
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障害者向け特別サービス
Sightseeing-train through the palace park with hydraulic auto-lift for wheelchairs. Daily between 10 am and 6 pm from mid March until the end of October. Reduced price for wheelchair-users.
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注記
Daily until dusk, some sights only accessible through gentle climbs and over gravel paths.
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その他