ウィーン・フィルのサマーナイト・コンサート
サマーナイト・コンサートでは、シェーンブルン宮殿を囲む広い庭園を舞台に、ウィーン・フィルが世界最高レベルの演奏を披露します。このイベントは2004年以来、既にウィーンの伝統となっています。この野外クラシックコンサートは、ウィーン・フィルによる注目の年間行事のひとつです。同楽団が毎年元日に音楽を通じて新年の挨拶を世界に届ける、あのニューイヤーコンサートと肩を並べるイベントです。
ガランチャとネゼ=セガンによる音楽の饗宴
夏の夜のコンサート2023ではヤニック・ネゼ=セガンが指揮を行います。このカナダ人指揮者は、ニューヨークのメトロポリタン歌劇場、フィラデルフィア管弦楽団、カナダ・メトロポリタン管弦楽団の音楽監督を務めています。ソリストとして、ラトビアのメゾソプラノ歌手であるエリーナ・ガランチャが出演します。彼女は、ジョルジュ・ビゼーの「カルメン」、シャルル・グノーの「サッフォー」、カミーユ・サン=サーンスの「サムソンとデリラ」を歌います。
ビゼーからラヴェルまでの音楽
今年の夏の夜のコンサートの焦点は、ジョルジュ・ビゼー、エクトル・ベルリオーズ、シャルル・グノー、モーリス・ラヴェル、カミーユ・サン=サーンスなどのフランスのロマン派から印象派までの広範囲にわたる作品です。ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団は、1913年に女性として初めてローマ賞を受賞したリリ・ブーランジェが自然を表現した作品を世界人権宣言に捧げます。
曲目
- ジョルジュ・ビゼー、オペラ「カルメン」より第1組曲(編曲:エルネスト・ギロー、1885年)
- No.5 闘牛士の歌(第1幕前奏曲)
- No.1 前奏曲(第1幕前奏曲)
- No.2 間奏曲(第1幕前奏曲)
- No.1aNo.2 アラゴネーズ(第4幕前奏曲)
- ジョルジュ・ビゼー、ハバネラ「恋は野の鳥」、オペラ「カルメン」より
- リリ・ブーランジェ、D‘un matin de printemps。オーケストラバージョン1918年
- エクトル・ベルリオーズ、序曲「海賊」、作品2
- シャルル・グノー、「わが不滅の竪琴よ」、オペラ「サッフォー」よりアリア
- モーリス・ラヴェル、ダフニスとクロエ。第2組曲
- カミーユ・サン=サーンス、「Mon cœur s’ouvre à ta voix」、オペラ「サムソンとデリラ」よりアリア
- モーリス・ラヴェル、ボレロ
夢のようなひととき
オーケストラのステージと鑑賞エリアがあるのはバロック様式の庭園のちょうど真ん中、シェーンブルン宮殿とグロリエッテに挟まれた、まさに異空間です。幻想的な雰囲気とクラシック音楽のマジックで、会場に訪れた人々にとっても、またテレビの前の何百万人もの視聴者にとっても、この夏の夜のコンサートは忘れられないものとなることでしょう。
ウィーン・フィルの「シェーンブルン 夏の夜のコンサート2022」 - La gazza ladra - Rossini
第20回ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の「シェーンブルン 夏の夜のコンサート2023」
2023年6月8日(土)、20:30
入場無料(チケット不要)
シェーンブルン宮殿庭園から世界に向けてテレビ中継
- ORF 2:21時20分よりディレイ放送
- 3sat:21時45分より
- オーストリア国外でご視聴の場合は、お住まいの地域の番組情報ご確認ください。
シェーンブルン宮殿庭園 入口Hietzinger Tor(ヒーツィング門)
1130 Vienna
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営業時間
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3月
- 毎日, 06:30 - 19:00
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4月
- 毎日, 06:30 - 20:00
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5月
~
7月
- 毎日, 06:30 - 21:00
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8月
~
9月
- 毎日, 06:30 - 20:00
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10月
- 毎日, 06:30 - 19:00
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11月
~
2月
- 毎日, 06:30 - 17:30
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3月
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バリアフリー
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その他
- 盲導犬同伴可
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障害者向け特別サービス
Sightseeing-train through the palace park with hydraulic auto-lift for wheelchairs. Daily between 10 am and 6 pm from mid March until the end of October. Reduced price for wheelchair-users.
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注記
Daily until dusk, some sights only accessible through gentle climbs and over gravel paths.
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その他